本文へジャンプNational Institution for Academic Degrees and University Evaluation NIAD-UE
HOMESITE MAPEnglish Page 大学評価・学位授与機構 WEB SITE
CONTENTS
更新履歴
機構について
大学評価事業
訪問説明のご案内
学位授与事業
国際連携
調査研究
出版物等
情報公開
職員採用
アクセスマップ
研究会のご案内
情報セキュリティポリシー
お問い合せ先一覧
リンク

ご意見・ご要望はこちらへ
〒 187-8587
東京都小平市学園西町1-29-1

  >>HOME  >>機構について  >>諸会議  >>平成16年3月以前の諸会議  >>大学評価委員会
ここから本文です
機構について
諸会議
平成16年3月以前の諸会議
大学評価委員会一覧へ戻る


第9回委員会へ   第11回委員会へ
                     第10回大学評価委員会議事録

1 日   時  平成13年9月21日(金)10:00〜12:30

2 場   所  学術総合センター共用会議室

3 出 席 者
 (委   員)新井,石川,内田,大塚,小野田,川口,小林,島田,清水,
        鈴木,舘,土岐,中島,西野,マルクス,丸山,山野井,
        山内,吉田の各委員
 (事 務 局)木村機構長,荒船副機構長,齊藤副機構長,井上管理部長,
        山本評価事業部長,?橋総務課長,小山会計課長,岡松情報
        課長,青島企画主幹,神田評価第1課長,中野評価第2課長,
        徳田評価第3課長 他

4 前回の議事録の確認
前回の議事録を確定版として配付した。

5 議   題
      (1)今後の審議の進め方について
      (2)平成13年度に着手する大学評価の実施要綱等について

6 議   事
      委員長及び副委員長が欠席のため,あらかじめ委員長から指名された委
  員が,委員長代理として議事進行を行うことが審議・了承された。

 ○委員長代理(以下,「委員長」とする。)
   ご指名がありましたので,本日の会議の進行をさせていただきます。
      それでは,ただいまから第10回大学評価委員会を開催します。
      本日は,今後の審議の進め方についてご審議いただき,次に,平成13
  年度に着手する大学評価の実施要綱等について,各対象機関に行った自己
  評価の方法等についての意見照会への対応も含めてご審議いただきたいと
  思います。

(1)今後の審議の進め方について

 ○ それでは,今後の審議の進め方について,はじめに事務局から説明願い
  ます。

 ●事務局〈資料説明〉
      資料2をご覧いただきたいと思います。当面のスケジュール(案)です
  が,まず,12年度着手について現在の専門委員会の活動状況をご報告さ
  せていただきたいと思います。全学テーマの「教育サービス面における社
  会貢献」と各分野の教育評価については,各専門委員会の中に設置されて
  おります評価チームにおいて,書面調査の結果を取りまとめていただいて
  いる段階でございます。それから,研究評価ですが,専門領域ごとの部会
  において,個人あるいは研究グループからご提出いただいた論文等をもと
  に水準の判定を行い,学部等の組織としての結果を取りまとめていただい
  ている段階でございます。その結果については,評価チームに引き継がれ,
  書面調査段階の案を作成することになっております。10月には各専門委
  員会が開催され,書面調査による評価案の審議を行い,それを踏まえて1
  0月から11月にかけて全学テーマ及び研究評価についてはヒアリング,
  教育評価については訪問調査を実施するというスケジュールになっており
  ます。その後,12月に各専門委員会を開催し,専門委員会としての評価
  結果の最終案をご決定いただく流れでございます。その案をもとに,1月
  中旬に開催予定の大学評価委員会において,最終的な評価結果案を取りま
  とめていただきますが,その後は資料には書いてございませんが,お取り
  まとめいただいた結果を各大学にお送りし,意見申立の手続きを経て確定
  し,それを各大学に通知,あるいは社会に公表するという運びになってお
  ります。
      13年度着手分については,まず,本日の会議において実施要綱(案)
  をご審議いただき,各専門委員会において,その実施要綱(案)をもとに,
  具体の評価の内容・方法について,ご検討いただき,自己評価実施要項等
  をお取りまとめいただくことにしております。
      実施要綱(案)について専門委員会からご意見をいただき,11月中旬
  開催予定の大学評価委員会において,自己評価実施要項,評価実施手引書
  とともに案としての最終版をまとめていただくことにしております。その
  案については,昨年と同様,関係団体に意見照会をする予定としておりま
  すが,約1ヶ月間の照会の期間を設けたいと考えております。意見がござ
  いましたら専門委員会でご議論いただき,専門委員会としての自己評価実
  施要項等の最終版をご決定いただくということにしております。1月の大
  学評価委員会で最終的にご決定いただき,早速大学に通知するとともに,
  説明会を2月上旬までに開催できればと考えております。

 ○委員長 平成13年度着手は我々にとってある意味2サイクル目というこ
  とで,12年度着手と比べて全体の日程で何か変更はございましたか。

 ●事務局 特にございませんが,昨年は初めてということで,専門委員会の
  立ち上げが事実上11月初め頃になってしまいましたが,今回は少し早め
  に手続きをしており,9月末から開催できるということで,少し専門委員
  会での検討期間が長くなっております。

 ○委員長 今の事務局のご説明について,ご意見,ご質問があれば伺いたい
  と思います。
   (意見等なし)
   特段の意見がなければ事務局の報告に沿って進めていただくことにした
  いと思います。よろしくお願いします。

(2)平成13年度に着手する大学評価の実施要綱等について

 ○委員長 次に,平成13年度に着手する大学評価の実施要綱等についてご
  審議いただきたいと思います。これにつきましては各対象機関に行いまし
  た自己評価の方法等に関する意見照会に寄せられた意見の対応,その他の
  意見も踏まえて本日事務局のほうで「平成13年度に着手する大学評価の
  内容・方法等について(素案)」という形で資料3−1が配付されており
  ます。これについてご審議いただくことになります。はじめに,事務局か
  らご説明願います。

 ●事務局〈資料説明〉
      資料3−1,3−2,関連して4について説明させていただきます。
      資料3−1の「平成13年度に着手する大学評価の内容・方法について
  (実施要綱)」ですが,12年度着手の実施要綱については,初めての評
  価ということもあり,大学等に早めに内容をお知らせするというような役
  割もございましたので,本来,自己評価実施要項,評価実施手引書に示す
  ような事柄,例えば自己評価の方法や評価書の作成方法なども盛り込んで
  作成したところでございます。その結果として,自己評価実施要項等との
  重複が多いと各大学からご指摘を受けたところでございます。13年度着
  手の実施要綱については,2回目ということもあり,ある程度各大学が評
  価の枠組みを分かっていただいたということもございますので,要綱本来
  の評価の基本的な枠組みを示すという役割に立ち返って整理・作成したと
  ころでございます。
      資料3−2をご覧いただきたいのですが,項目について新旧という形で
  対照表にさせていただいております。内容については,昨年とほとんど変
  わっておりませんが,先程の趣旨,それから分かりやすくという点に配慮
  し,構成を変更しております。
      平成13年度着手の項目ですが,第1章で「平成13年度に着手する大
  学評価の実施方針」として,評価の基本的な事柄についてまとめておりま
  す。?の「評価の基本的な方針」として,1で「複数の評価手法に基づく
  評価」,2で「目的及び目標に即した評価」,3で「自己評価に基づく評
  価」,4で「意見の申立て」,5で「評価システムの改善」を説明してお
  ります。その他,「区分ごとの評価の対象」,「評価の対象時期」,「評
    価の実施体制」,「評価のプロセス」,「評価の結果と公表」,「情報公
    開」ということを基本的な事柄と位置付けてこの第1章で整理したところ
    でございます。
      第2章は,「平成13年度に着手する大学評価の区分ごとの内容・方法」
  ということで,具体のテーマ・分野の概要について示しております。テー
  マについては「教養教育」と「研究活動面における社会との連携及び協力」,
  教育評価及び研究評価については法学,教育学,工学を共通的に記載して
  おります。

   資料4ですが,前回の本委員会でご決定いただきましたが,対象機関か
  ら自己評価を終えた段階で自己評価の方法や実施期間等についてご意見を
  伺うことにしておりましたものの回答を整理したものでございます。資料
  2−2のファイルには,各対象機関から回答のあったご意見を綴ってござ
  います。資料4は,その中の主な意見を抜き出したものですが,ただ,期
  間が短かかったため,機構の整理が間に合わず,精査する時間がございま
  せんでしたので,未定稿ということで整理しております。この意見の取扱
  いですが,自己評価の方法等についてのご意見ですので,基本的には自己
  評価実施要項のレベル,専門委員会でご検討していただくものでございま
  すが,中にはこれからご審議いただく実施要綱に関係するものも含まれて
  おります。評価の基本的なスタンスに関わるご意見もございましたが,で
  きるだけ取り込めるものは取り込んでいきたいと考えております。

   資料3−1に戻りまして,内容・方法等をご説明させていただきます。
  第1章「平成13年度に着手する大学評価の実施方針」でございます。
   ?の「評価の基本的な方針」ですが,1で「複数の評価手法に基づく多
  面的な評価」を説明しております。(1)では全学テーマ,分野別教育評価,
  研究評価の3つの区分で評価,(2)では,各区分の評価においても複数の
  評価項目を設け,多面的評価を行うことの説明をしております。(3)では
  複数の評価手法として,書面調査,ヒアリング,訪問調査と3つの手法を
  用いて評価するということ,(4)では,具体的に13年度に着手する評価
  方法と評価項目を掲げてございます。全学テーマでは※印が振ってありま
  すが,基本的には目的及び目標を達成するための取組,目的及び目標の達
  成状況,改善のためのシステムの3つを基本としてそれぞれのテーマに応
  じて評価項目を設定するという考え方でございます。この考え方は教育・
  研究評価も同様で,さらにその中を必要に応じていくつかの面に分けて多
  面的な評価をすることにしております。

   3の「自己評価に基づく評価」は今回初めての記述でございます。後ほ
  ど出てまいります評価のプロセスのところでは,自己評価を踏まえて評価
  を実施するという事柄だけが載せておりますが,その考え方も含めてここ
  で説明しております。この件については,先程の意見の回答にも,なぜ自
  己評価をするのかというようなご質問もございましたので,その考え方を
  示したところでございます。「主体的な取組を支援する」というのが機構
  の評価のスタンスで,各大学の主体性を実効あるものとして実現していく
  ために,対象機関自ら評価を行うことが重要ということを述べております。
  このことは国立学校設置法施行規則に基づいておりまして,「大学等が自
  ら行う自己評価について分析し(中略)これらの結果を踏まえて大学等の
  評価を行うものとする。」と規則でも定められております。

   4の「意見の申立て」においては,透明性を確保するということはもち
  ろんですが,教育研究活動の改善に役立てる,あるいは広く社会へ公表す
  るということにしておりますので,それには適正かつ公平なものとして確
  定する必要があるということの説明を加えております。

   ?の「区分ごとの評価の対象」について,(1)では全学テーマ,どうい
  うものが全学テーマの評価の対象となるかというようなこと,それからテ
  ーマの設定の考え方,13年度着手のテーマについて説明しております。
   (2)は,分野別教育・研究評価についての段階的実施期間における実施
  方法,13年度の具体の学問分野の説明でございます。なお書きですが,
  これは13年度着手限定の実施要綱ですが,段階的実施期間ではどんなこ
  とをやるんだろうということが当然出てまいりますので,その実施期間中
  の対象については,付属資料1として12年度から14年度までの実施テ
  ーマ・対象機関数・対象分野について付けております。

   ?の「実施体制」ですが,12年度着手では第2章で説明しておりまし
  たが,基本的な考え方として整理するのが適当と考え,第1章で説明した
  ところでございます。どのような組織で評価を行うか,どういう人が評価
  を行うかということについて説明しております。(2)では,この評価の信
  頼性を確保するために委員の方々の研修の実施についても記述してござい
  ます。この体制については,文章だけでは分かりにくいので,付属資料2
  「機構の実施体制」の図を用意しております。

   ?の「評価のプロセス」は,昨年と変わっておりませんが,流れを分か
  りやすく整理させていただいたところです。
    6ページの(2)で目的・目標の事前調査について,自己評価の方法等に
  関する意見照会の中には,非常に参考になるという意見もございました。
  当初,初めての評価ということで12年度着手だけ実施する予定でしたが,
  そのような意見も踏まえまして,13年度着手も実施する案としたところ
  でございます。

   ?の「評価の結果と公表」ですが,(1)では,その評価結果の内容の構
  成を示しております。12年度着手はイメージ図を付けて説明しておりま
  したが,イメージ図というよりもきちんと項目の中に書く必要があるだろ
  うということで文言で記載いたしました。

   ?の「情報公開」ですが,(1)については機構の基本的スタンスという
  ことで可能な限り情報は提供すること,(2)については,各大学から提出
  された自己評価書の取扱いについて心配する意見も出ておりまして,その
  取扱いについて説明しております。基本的には情報公開法に基づき公開す
  ることになっておりますが,各大学から出されてきたものについては,そ
  の当該機関とどういった取扱いをしたらいいか協議した上で進めていきた
  いと考えております。

   7ページからが第2章としての具体のテーマ・分野の内容・方法の概要
  でございます。?の「教養教育」のテーマの概要については,2年がかり
  ということで昨年度のものを今年度用にブラッシュアップして,後段で教
  養教育の実状調査について取りまとめたということも付記しております。
  項目別評価の項目について,先程,説明いたしました基本的な3つの枠組
  みの中で整理しております。この教養教育では,すでに実状調査を行って
  おり,大学が実状調査で整理したものを活用できるよう,実状調査の項目
  順に併せて整理しております。最初に「実施体制」でその活動内容と授業
  改善の諸施策,あるいは改善のシステムについて,「教育課程の編成」,
  「教育方法」,「教育の達成状況」の順で項目立てしております。

    「研究活動面における社会との連携及び協力」のテーマの概要について
  は,5月にまとめていただいた基本計画に沿って作成しております。評価
  項目は「実施体制及び支援体制」,「取組の内容及び方法」,「取組によ
    る成果の達成状況」,「改善のための取組」としております。

      分野別教育評価については,昨年度と同様,正規課程に在籍している学
  生に対する教育活動の取組み等について実施するということに対象を絞っ
  ております。評価項目ですが,最初の「学生受入の方針及び取組」につい
  ては,昨年度はアドミッションポリシーという項目名でしたが,学生受入
  のための取組は従来から行われているわけですが,アドミッションポリシ
  ーは新しい制度なので時期尚早ではないかといったご意見もございました
  ので,項目名を変更したところでございます。次の「学習に対する支援」
  は,12年度着手では「学生に対する支援」で学生生活の関連を含めて評
  価するということにしておりましたが,これは教育評価ですので,学習に
  絞って評価した方が良いのではないかということ,今回提出された自己評
  価報告書を見ると,学生生活に対する支援というのは,全学的に取り組ん
  でいることが多く,また,全学テーマでも「学生支援」を計画しているこ
  ともあって,この教育評価については,学習に対する支援に絞ってはどう
  かと考えております。

   分野別研究評価の4の「評価の内容」の(3)のところですが,研究水準
  あるいは社会貢献については個々の教員あるいは研究グループの業績をも
  とに組織の研究水準を判定することになっておりましたが,どうしても
   「個々」という言葉にとらわれてしまい,個人を評価するのではないかと
    いう誤解がありますので,ここでは組織を評価するということの説明を改め
    て加えた部分でございます。
      項目別評価は,はじめに「研究体制及び研究支援体制」で,研究を推進
  する体制,あるいは支援する体制について支援するために具体的に行われ
  ている諸施策・諸機能が十分な内容や方法であるかということの評価をす
  ることとしております。「研究内容及び水準」,「社会(社会・経済・文化)
  的貢献」,「諸施策及び諸機能の達成状況」の3つがアウトカムに対応す
  る評価の項目でございます。最後が「研究の質の向上及び改善のためのシ
  ステム」でございます。
      内容的に若干変更したところがございます。15ページの社会的貢献の
  ところですが,この判定について12年度着手は「極めて高い」,「高い」
  の2段階と「該当せず」を申告制で実施しましたが,13年度着手につい
  ては,「極めて高い」,「高い」,「普通」,「該当せず」とし,これを
    全員提出していただいて判定しようということに変えております。特に
    13年度の実施分野は工学等も含まれておりますので,この社会貢献につ
    いては重要な項目の一つということで,申告というよりも,むしろ組織全
    体の結果を性格にした方がいいだろうということもありまして,全員に提
    出していただくことにしたものです。全員に提出していただくことになり
    ますので,「極めて高い」,「高い」だけでなく「普通」という段階をこ
    こに入れました。
     「研究内容及び水準」では,研究水準の他に独創性,発展性,人材養成
  への貢献,他分野への貢献などについても判定することにしておりました。
  研究水準の判定は12年度着手と変わらず「卓越」,「優秀」,「普通」,
   「要努力」,「該当せず」の5段階で判定することになっておりますが,独
    創性・発展性については,社会貢献と同じ考え方で,段階は「極めて高い」,
  「高い」,「普通」,「該当せず」とし,全員に提出していただいて,評価
  してはどうかと考えております。
     「研究体制及び研究支援体制」と「諸施策及び諸機能の達成状況」の順
  番ですが,昨年度は「諸施策及び諸機能の達成状況」は「研究体制及び支
  援体制」の次にございましたが,これはアウトカム・アウトプットの一つ
  として4番目に持ってきております。大学等からの意見に「研究評価の研
  究体制及び研究支援体制」と「諸施策及び諸機能の達成状況」は内容が似
  ているので一つにして評価してはどうかという意見もございました。確か
  に内容的には似ておりますが,評価は多様な観点から多面的に行うことが
  重要であると考えております。例えば研究推進のために良い取組をはじめ
  たが,はじめたばかりなのでその効果が出てないといった場合に,取組は
  いいが達成状況は悪いということになり,これを一つにまとめると取組自
  体も悪いという評価結果にもなりかねないといったこともございまして,
  従来通り二つに分けて評価することにしてございます。

      16ページ以降では,すでに決まっている「対象機関一覧」,20ペー
  ジには「用語の解説」,本文中に※印を付した用語がありますが,本文は
  読みやすさわかりやすさということに重点をおいておりますので,詳しい
  説明は用語の解説で行ってはどうかということでこのページを設けました。
    24ページについては「平成13年度着手の評価事業スケジュール」,そ
    れから26ページについては法令関係を載せております。

 ○委員長 ありがとうございました。資料3−1は事前に委員にお送りさせ
  ていただいておりますので,一通り読んでいただいているかと思います。
  それでは早速ご意見を伺いたいと思います。かなり内容がたくさんござい
  ますが,今後専門委員会からもフィードバックされてくると思われますし,
  もう一度,本委員会で審議する機会もありますのでそのときに追加等を行
  うこともできます。もうワンクッションありますが,本日,可能な限りご
  意見をいただきたいと思います。まず最初に,今回全体構成の作り直しと
  いうことで,資料3−2に12年度着手と13年度着手の変更点を示して
  いただいておりますが,第1章で基本的な事項を全て吸い上げてまとめて
  いただき,第2章では区分ごとの評価内容に集中して,大変分かりやすく
  なったのではないかと思います。それでまず第1章をご覧いただいて,基
  本的な事項で欠けている,あるいは表現があまり適切ではない,分かりづ
  らいといったところがお気付きの方はその他のことも含めてご意見を伺い
  たいと思います。

 ○ 質問ですが,資料3−2で先程いろいろ段階的実施期間ということがあ
  りましたが,それはこういう評価というのはこれで100点というのはご
  ざいませんから,それを通じてこれをどんどん進化させていくということ
  になると思うのですが,12年度着手と13年度着手の違いというのは,
  分かりやすくしたというレベルで整理したのか,あるいは評価の中身につ
  いて変更があるということなのか,その辺はどちらなのでしょうか。つま
  り進化という意味では常に活かしていく必要があると思うのですが。分か
  りやすさということは大事だと思いますが,その関係をお聞きしたいので
  すが。

 ○委員長 平成12年度実施したいろいろな経験や意見も踏まえて,どうい
  うフィードバックがかかっているかということかと思いますが。

 ○ 確かに進化するシステムでございますので,いろいろなことで変わると
  思いますが,現状では,まだ一度も評価結果が出ておりません。今回意見
  照会をしたのは,プロセスでいろいろ不都合があったことについてですが,
  中には根本的な意見もいただいております。これを今の段階で大きく変え
  るということはできないわけで,今回は基本的な方針というような評価の
  原理,機構の立場,大きな原則的な内容・方法に従って第1章の部分では
  わかりにくいといった指摘に対して整理しただけで,原理とか論理は変わ
  ってないというふうに認識しております。ただ2章では,ご意見を踏まえ,
  あるいは12年度の分野の実施状況を考えて,教育評価のところでは項目
  立ての名称を少し工夫した点,それから研究評価では13年度着手の分野
  等を見て社会的貢献のところを少し変えたという意味では進化した部分が
  あると認識しております。

 ○委員長 今のご質問で言えば多分13〜15ページあたりで中身がかなり
  進化したのではないかと思います。ただ基本的な考え方はまだ動かす程の
  フィードバックもそういうデータも来てないということが事実かと思いま
  す。

 ○ それに関連してお尋ねするのですが,12年度から13年度にかけて中
  身のやり方において大きく変えるわけではございませんが,部分的なやり
  方の変更というのはあるのでしょうか。

 ●事務局 ここでご議論いただくものですので可能です。

 ○ 13年度着手に反映できる範囲のことかどうか分かりませんが,12年
  度着手の理学系研究評価で経験したことや感じたことを少しお話ししたい
  と思います。いずれにしても私は目的及び目標に即した評価というのは,
  少なくとも理学系の研究評価に関する限り想定したとおり機能しなかった
  のではないかと思います。言い換えれば,大学は,この方式が想定したよ
  うには動いていない,それからこの方式では,大学の抱えている問題が十
  分見えてこないと思います。それは,必ずしも大学に目的とか目標がない
  ということではないと思います。少なくとも理学系の研究評価では,目的
  と言えるようなものは,真理の探究というのは自明で抽象的なものもあり,
  具体的な目標ということになると,これは一気に個々の研究者が個々の研
  究テーマについて設定しているものというところまでジャンプする。大学
  の研究活動の大半というのはこういう構図で行われているというか,そう
  いう方向で進んでいる。それにも関わらず,この評価は,組織としての目
  標とその達成度という構図になっているわけですが,極論すれば,研究そ
  のものに関しては,学部とか学科レベルの組織の目標というのはないのが
  普通だと感じます。組織としての目標があるとすれば,研究そのものより
  も研究環境をいかに整えるかなど,どちらかと言えば2次的な目標である
  と,そういう2次的・副次的なものが評価の中心に据えられているという
  意味で非常に違和感があります。事実,大学から出された自己評価書を見
  ますと色々書かれてはおりますが,目標とその達成度という観点から見る
  と,ほとんど内容がないといってもいいですね。ぜひ,12年度着手の自
  己評価書を皆さんご覧いただきたいと思います。これが機能するかどうか
  というのは非常に重要な問題ですから,13年度着手に直ちに反映するか
  どうかは別として十分この場でご検討いただきたいと思います。

 ○委員長 今のご意見でお伺いしたいのですが,理学系を対象とする今回の
  審査の過程で,要するに,目的・目標を最初にトライアル的に大学から出
  していただいて,ご検討いただいた上で,自己評価書が出てきたと思うの
  ですが,その間,何かの進化なり改善はございませんでしたでしょうか。
  今の話だと目的・目標が非常にいいセッティングができなかったことが本
  質的な問題のように感じますけれども。

 ○ 専門委員会のレベルでそういう議論を何度もしているわけですが,目的
  の部分については理学系に関する限り非常に高い理想というようなものを
  掲げる,それはそれでしょうがないだろうという感じです。そういう意味
  では,多くの大学が真理の探究というような主旨のことを書いてございま
  す。それはそれでやむを得ないと考えております。目標という部分につい
  ては,組織の目標についてはもう少し色々書くことがあるのではないかと
  いうことでフィードバックをしまして,若干の変化はあったと思いますが,
  先程申し上げましたように目標といわれるものは研究そのものというより
  は2次的なものに留まっています。大学の構図といいますか,研究そのも
  ののあり方としてこちらの方式がマッチしていないというのが私の考えで
  す。

 ○委員長 大変本質的なご意見をいただきましたが,今のお話しは理学系の
  研究評価ということで考えてよろしいですか。教育評価ではなくて。

 ○ はい。

 ○委員長 ありがとうございます。

 ○ 今のご意見に対して反論ではありませんが,本質的な目的・目標は極め
  て抽象的であると,そして研究環境を整えるという目標があって,それが
  2次的なことではないかというお話しであったのですが,その2次的な環
  境を整えるということが本来の目標に近づくためには必要なことだと思い
  ます。ですからそれは副次的だからといってそれを評価の対象としないと
  いうのは,私は適当ではないのではないかと思います。先程私が発言した
  主旨ももう少しそういうところをきちんと評価し得るような仕組みにモデ
  ィファイしたらどうでしょうかということを後で申し上げようかと思って
  いたところで,そういうところで今の発言は少し気になりました。

 ○ 2次的なものだから評価しなくていいと言っているわけではなくて,2
  次的なものが評価の中心に据えられているというところで大学側にも違和
  感があったのではないかということです。

 ○委員長 ありがとうございました。多分,このことを議論したら何時間あ
  っても答えは出てこないかもしれませんが,大変貴重なご指摘をいただい
  たと思います。その話はちょっと大事に置いておきましょう。他に,基本
  的と申しましょうか,全体像のことでありませんでしょうか。

 ○ 研究評価は個人の評価なのか,組織の評価なのかということで研究評価
  の現場では混乱があったと聞いています。その一つの理由は自己申告させ
  る詳細な書式まで委員会で作ってしまったために誤解されたようです。個
  人の評価の書式は各大学に任せてもいいのではないでしょうか。整理の効
  率上そうなったのかもしれません。どこまで真実かどうか分かりませんが,
  13年度は十分注意された方がいいと思います。

 ○委員長 今のご指摘は事務局の方からご判断されると13〜15ページの
  あたりに関連すると理解してよろしいでしょうか。

 ●事務局 確かに今回の水準等の評価については,個人の先生方の業績をも
  とに組織としての割合を出すということにしております。その際に様式を
  作りまして,該当するところに「○」をしていただくようなフォームを作
  って提出を求めたところでございます。何もフォームを作らないで出すの
  も一つの方法だと思いますが,そうすると逆にどういう形で出したらいい
  のかという質問が必ずあるわけでございます。今回の自己評価の方法等に
  関する意見についても一部には全体的にもっと自由にやらせて欲しいとい
  うような意見もございましたが,もっと具体的にフォーマットを示して大
  学側がいろいろなことを考えないでできるような方法を考えてほしいとい
  うご意見も多くございました。大学のことを考えればある程度フォーマッ
  トを示した方が手続きの簡素化や負担軽減などにつながるのではないかと
  思います。フォーマットを作ることが誤解を招いたとは思いませんが,組
  織評価であることは,明確にする必要があると思います。

 ○委員長 このことは後でまた戻って議論したいと思います。それでは第1
  章を基本的な事項なので確認したいと思います。今,少なくともこの場で
  できる範囲でさせていただきたいと思いますが,私から事務局に伺いたい
  のですが,例えば1ページの一番下の行の「各評価項目を通じた「総合的
  評価」により行います。」とありますが,「総合的評価」というのは誤解
  されるような恐れがありまして,至る所で注釈を付けてこなしてきておら
  れますよね。普通我々が考えるような総合的評価の意味とは違うと思うの
  ですが,これは言葉を変えた方がいいという議論はございませんでしたで
  しょうか。例えば客観的な評価,要するにマクロで見ないとわからない。
  総合的評価というと項目別評価をかき集めて全部やるようなイメージがど
  うしても皆さん持たれているように感じたのですが,あまりこの辺はご異
  論はありませんでしたか。

 ○ 外からの意見ではなかったと思いますが,機構の中では随分検討しまし
  て,やはり総合的評価という名前では誤解を受けるので変えようかという
  ところまでいったのですが,今度は新しい名前を出したら出したでこれは
  何だということもあり,今回はこのまま出しておりますけれども,その問
  題は潜在的にあると思います。ですからここでご議論いただいて,ただ今
  おっしゃられた客観的評価という名案はなかったので名案があればそのほ
  うがいいかと思います。

 ○委員長 そこがちょっと私が最初から何か小骨がひっかかったように思っ
  ていたところでございます。それから4ページの「評価の実施体制」で,
  ここは昨年丁寧にいろいろ審査員はこういうちゃんとしたバックグラウン
  ドを持って実施しますよということをお知らせしているわけですが,審査
  員の資格といったら言葉は悪いですけれども,主観的なものはちゃんとは
  ずすようなルールでやっているということも場合によっては書いておいた
  方がいいのではないかという気がしました。十分な研修を行って云々して
  いる細かいところまで丁寧に書かれているので,もしそうでしたら,そう
  いう手続きをちゃんと踏んでいるということも記載しておいていただいた
  方がよろしいのかなと思いました。皆さんいかがでしょうか。これは前回
  と比べて大変分かりやすくなったと思います。

 ○ 2ページの後ろから「自己評価に基づく評価」というのを項目立てして
  いただいたのはいいと思うのですが,自己評価の説明だからということだ
  と思うのですが,一方で機構が行う調査という言葉が抜けてしまいますと
  自己評価書しか資料がなくなってしまう。国立学校設置法施行規則の第5
  2条の4で「大学等が自ら行う評価の結果について分析し,及び大学等に
  おける教育研究活動等の状況について調査」の二つの結果を踏まえなけれ
  ばいけないわけで,「機構が行う調査」を書くと,これは一体なんだとい
  うことで削ってあるのかもしれないですけれども,やはり入れておかない
  と評価ができなくなる,12年度着手は,自己評価で足りない資料を求め
  る,これを調査と位置付けていたのですが,その点の配慮も必要ではない
  かということが一点です。それから6ページの評価結果の公表のところの
  関連で,今回,イメージ図を落としたため,判定結果の記述が分からなく
  なってしまったように思うのです。分野別研究評価の個別の業績に基づく
  判定結果についての記述方法も,ここできちんと説明しておいた方がいい
  ような気がします。

 ○ ただいまの発言についてですが,3ページの上から2行目に「自己評価
  の結果(自己評価結果の根拠となる資料を含む)」とありますので,これ
  で事足りているのかなと思ったのですが。それでは駄目なのでしょうか。
  私も同じ疑問を持っておりまして,自己評価の結果というのはある意味で
  は役に立たないと思うんですよね。むしろ役に立つのは自己評価を行うに
  際して用いられた資料やデータだと思います。私の幾つかの大学の外部評
  価をした経験でございますが,自己評価は本当に意味がない,5点評価だ
  とするとだいたい皆さん4になってしまうんですね。それで言えば基のデ
  ータの方がはるかに意味がある。そういう意味で括弧の中でなくて,外に
  出した方がいいのかなと思っておりましたが,まあ括弧の中にあるからい
  いかなと思っておりました。できれば私も外に出した方がいいと思います。
  そういう意味では全然ないわけではないですね。

 ○委員長 客観的に実証できるものがあってこそ評価であるという点で言え
  ば,括弧から外へ出しても全然不自然じゃない文章ができる気がしますね。

 ○ 26ページに法令がついてますが,概念としては別のものなんですね。
  施行規則の第52条の4で「大学等が自ら行う評価の結果について分析し」
  というのが「自ら評価を分析し」に当たりますね。それから,「及び大学
  等における教育研究活動等の状況について調査を行い」となっております。
  これをこの評価に即して考えると,この評価は大学自身が設定した目的・
  目標を基準にして機構が評価するだけですが,自己評価が十分になされて
  いて,根拠となる資料・データが十分に揃っていればそれで済んでしまう
  ので,それ以上は求めない。しかし,あくまで基準は大学が設定した目的
  ・目標ですので,自己評価が十分でない場合,あるいは根拠資料が不足し
  ている場合は,こちらから求めるもの,これについてはこちらの調査にな
  りますので,それが該当するという解釈で12年度着手は実施しました。
  13年度についても同様の考えで着手するはずですので,概念としては入
  れておかないと,これは自己評価の分析しかできないんだということにな
  るので,概念として,別のものとして加えておく必要があるだろうと考え
  ております。

 ○委員長 やはり必要ですね。3行目の「分析し」の後にもう一つのアクシ
  ョンを入れておかないと法令とも合致しませんし,実態とも合致しないと
  いうことだと思います。ありがとうございます。それでは,かなり大きい
  ご指摘も出ましたので,第1章については止めさせていただいて,第2章
  以降を議論していただけたらと思います。これは区分ごとですので,区分
  ごとにそれぞれ性格が違いますので,どこからでも結構ですが,できれば
  順番に見ていただいた方が分かりやすいのかなと思います。後ほどご覧に
  なってお気付きの点をどんどんご連絡いただければよろしいと思います。
  まず最初に「教養教育」ですが,このテーマでの一つの特徴として,良い
  のか悪いのかはわかりませんが,7ページの下の「実施体制」が他の区分
  とは違うということなんですね。ファカルティ・ディベロップメント的な
  改善も全部ここに放り込んでしまったというのがちょっと変わっているの
  で,あえてそうする必要があるのかないのかというところですけれども,
  これは逆に言えば案を作られたお立場から,その辺のお考えを先に聞かせ
  ていただいた方がよろしいかと思います。他の区分は全部改善のための評
  価項目を別立てにしております。

 ○ 今ご提起ありましたように,改善のシステムについて,他の区分が一つ
  の独立した項目として立てておりますが,教養教育に関しては実施体制の
  中に入れた形でご提案しています。その一つの理由としては,教養教育に
  関しては今年度は各大学に実状調査をお願いしました。教養教育という言
  葉自体使うことが義務付けられている言葉ではございませんので,教養教
  育という概念で,大学がどのように取り組んでいるかというのを事前に調
  べることなしに評価を実施することはできないということで実施したわけ
  でございます。これで立てた項目が実施体制,教育課程の編成,教育方法,
  教育の達成状況ということで,主に取組の形,それ以前の教養教育のとら
  え方を調査いたしました。その調査の結果を踏まえますと,教養教育に関
  しては,今年度実施しました「教育サービス面における社会貢献」と比べ
  ると,どうしても内容が広範囲になりますので,項目数を増やさざるを得
  ない。教育サービスに関しては取組,達成状況,改善のためのシステムと
  3項目としましたが,調査の結果でも,教養教育に関しては内容的にも広
  いものですから,調査の項目に沿って実施体制として立て,教育課程の編
  成として立て,教育方法として立てる。調査では,取組の形について実施
  しましたが,評価では当然達成状況が必要ですので,これは調査とは別に
  項目を立てております。項目は,基本的には調査に基づいたような形で立
  てることが適当ではないか,それから改善システムだけを実施体制から切
  り離してやるということも,全学的な状況ですので,必ずしも必要ではな
  いのではないかということで,専門委員会ではあえて実施体制の中でいい
  のではないかということになったと認識しております。

 ○委員長 他の区分と少し変わっておりますが,お認めいただきたいと思い
  ます。あるいはご理解を深めていただきたいと思っております。教養教育
  の実施体制というのは非常にダイナミックに動いておりますので,逆に言
  えば,それを問いかけると,改善のところとほとんど一体となってきてる
  というのは,やはり調査をした現状だったということでご理解いただきた
  いと思います。もしよろしければ,9ページの全学テーマの「研究活動面
  における社会との連携及び協力」,これは全く新しい全学テーマでござい
  ますが,項目別評価は4つで問いかけようということでございます。これ
  で違和感はないか,もっと大事な多くの項目はないかというのを見ていた
  だけたらと思います。具体的な内容はもう一段下位レベルに位置付けられ
  ます自己評価実施要項で,きちんとまた専門委員会で議論されることにな
  ると思います。

 ○ 社会との連携について,企業の人間として,例えば地域社会との関係,
  社会貢献,産学連携の問題というのは,大学に期待される今一つの大きな
  ポイントだと思うのですが,今,研究そのものについては評価する仕組み
  というのはいくらでもあるわけですね。学会がありますし,それこそ世界
  レベルでいろんな立場で客観的に評価する仕組みというのがあります。と
  ころが,この問題については大事ではあるけれど,機構としては個々人に
  及ばないで,組織として目的・目標に対してどうかというのを評価するの
  は結構だと思うのですが,大学の中で,つまりそういう大きな目的を掲げ
  ている大学であればそれに貢献した個々人あるいはチームの名前を挙げて
  自己評価書に書くことはできないにしても,そういう人達をどう評価する
  かという仕組みがあるのかないのかという点について,大学の評価の中に
  そういう考え方があるかどうかというのは,このテーマについては必要で
  はないかと思うんですね。なぜそれを申し上げるかと言うと,大学の個々
  の先生方にとって,これはどの程度のインセンティブになっているかとい
  うことなんですね。優れた論文を出すとか,学会賞をいただくというのは,
  当然大事なことですが,このように書かれてある以上は,例えば大学の中
  で社会貢献を行った個々人を評価する考え方があるのかないのかというこ
  とについて,我々は考える必要があるのではないかと。大学に対して,そ
  ういうことがもしないとすれば,そういうことを言うべきではないかと思
  うのですが,いかがでしょうか。付け加えますが,理学系はちょっと違う
  と思いますが,工学系は今の話を抜きにしたら具合が悪いのではないかと
  いうことで申し上げました。

 ○委員長 ものすごく産業人らしいご発言だったと思います。

 ○ 今のお尋ねについて,私は大学の工学に身を置く人間なのでお答えいた
  します。さらに,私個人的には自然災害の研究に携わっておるものですか
  ら,社会との関わりというのが他の工学の分野よりもっと深いと思ってお
  ります。そういう観点で言いますと,私どものような専門を同じくする人
  々は,国や自治体の行政と非常に密接な関係を持っていて,それがなけれ
  ば研究が完結しないということがあります。従って,そのほとんどが個々
  人をもって活動しているわけですが,それをインセンティブした形で,大
  学を一つのアクティビティーとして評価するというのはほとんどございま
  せん。諮問会議というのが大学にありまして,外部の方々からいろいろ意
  見を伺う場なのですが,そういうところでも大学の人は地域に貢献してな
  いではないかという発言がありまして,私ども非常につらい立場,苦しい
  立場といいますか,これだけいろいろな形で個々人が自分の研究時間を割
  いてでも社会に役立つように努力しているのに,そういうふうに外から見
  てもらえてないということで,極めて残念な思いをした経験がございます。
  そういう意味で外に出るしかございませんが,そういう形では大学を,例
  えば機構で実施する大学評価の方法で,必要としている場合には,多分,
  表に出てこない仕組みになっていると思います。

 ○ 昨年まで工学部にいたものとしてご説明しておきますが,教員のプロモ
  ーションに関しましては,研究・教育・社会貢献の3つの軸を持ってまし
  て,個人については,そのうちの,どの面で優れているかという評価をし
  ています。それから,細かいことですが,手当の査定などでもそれぞれの
  卓越した貢献がある人達には,それなりのことをしています。先程のご指
  摘に対しては昇任人事等に関してどういうところにウエイトを置いてるか
  ということで評価になるのではないかと思います。それを求めて,組織と
  してどうするかということを聞いていいのではないかと思います。

 ○委員長 今の一連の議論に関して,実はこれは順番が前後して分かりにく
  くなったと思いますが,研究評価に比べると,教育評価が同じような性格
  が少しあったと思うんですね。それで,分野別教育評価のところでも,1
  2ページの教育の質の向上及び改善のためのシステムにそういうことがか
  なり基本的な考え方として書き込まれております。教育活動の評価という
  ものを学内できちんとやってますかということが書かれてあります。です
  から,今,皆様からお出しいただいたような意見で言えば,この研究活動
  の社会的な連携協力の場合でも,改善のための取組のところにもう少し基
  本的な考え方として,今出ましたようなご意見を上手に入れておけば自己
  評価にも反映され,いい項目立てができるのではないかなと思います。

 ○ 先程の意見を補足させていただいてよろしいでしょうか。先程の意見で,
  社会的な貢献もプロモーションの場合に評価に入ってますというお話しだ
  ったのですが,全ての大学が同じではないとお考えいただいた方がいいと
  思います。

 ○ 今の社会貢献の問題について,実は私は,教育サービス面における社会
  貢献の専門委員会に入ってやらせていただいているのですが,今のご議論
  も伺っていて,そのように切り出して評価しますから,どこの大学でも,
  我が大学は教育サービスにおける社会貢献はこういう目的・目標を掲げ,
  こういう取組をやりますという形でもって評価書ができるわけですね。そ
  うすると大学全体として,例えばこういう社会貢献について,大学全体の
  活動の中でどういう重みを持っているかということは,実はその評価書か
  らは分からないわけですね。だから先程からのお話しを伺っていると,や
  はりそこを解くところがどこかになければいけないのか,あるいは,それ
  はそれぞれ大学がお考えになる問題であって,結局それぞれの大学の取組
  というのは,これでオープンになるわけですから,それは社会が見たうえ
  で社会が評価するという姿勢で行くのか,実際にやらせていただいていて
  そういう気がいたします。それが実感です。

 ○委員長 大学の個性化に直接関係することだと思います。それは本来目的
  ・目標のところでかなりクリアになっていないとつじつまが合わないので
  しょうけど。

 ○ 先程のご発言のような内容が社会に明らかにならないと,この評価の目
  的は達成できないと思うんですね。というのは,もう皆さんご存知のとお
  り,1ページにありますように,この評価の目的は,もちろん個性化とい
  う大きな枠組みがございますが,直接の目的としては,大学にフィードバ
  ックするということに併せて,大学等の教育研究活動等の状況や成果を多
  面的に明らかにし,それを社会に分かりやすく示して支援いただこうとい
  うことですので,今,先生のような研究室での活動がこのテーマで明らか
  にならなければ,逆に言うと,この評価の使命が達成されないと思います。
  そういう意味では,これが自己評価されて来るような形で実施しなければ
  ならないし,したいと思います。こういう活動は絶対出してくださいとす
  ると,それはまた大学の主体性・個性と離れますので,ある大学があくま
  でもそういう活動は出したくないとおっしゃれば別ですけども,この全学
  テーマ別評価の対象は,全学的な方針の下で行われている活動,方針とい
  う言葉にして,間接的な方針で,そういうことを奨励しているという方針,
  活動や取組が全て明らかになる形で進めるべきだと思います。

 ○委員長 やはりその方針という言葉をある意味では拡大解釈して,多いに
  出していただくということが基本的に寛容なのではないのでしょうか。そ
  うすると,区分別と重複するのではないかということになりますが,重複
  してもいいのです。同じ材料をこういう価値観で見ましょうということで
  いいのではないかという今のご意見でもあり,機構の一つのメカニズムで
  はないかとご理解いただけたらと思います。時間の関係もありますので,
  「研究活動面における社会との連携及び協力」については,最初にさらっ
  と項目別評価のところに書いてございますけれども,もう少し中身を濃く
  して,ここに基本的な項目別評価として書き込んでいただくことが望まし
  いと思います。
      先に進んで分野別教育評価です。12ページで「学生に対する支援」を
  「学習に対する支援」に変えて,ある程度単位を区切ってより適切なもの
  にしたと,大きく変えたところはその程度ですか。他は従来とあまり変わ
  っていないということですが。「教育の質の向上及び改善のためのシステ
  ム」には随分きっちり書き込まれています。何かここについて,平成12
  年度の評価を現在取りかかっておられるような先生方からご意見なりコメ
  ントがあれば頂戴したいと思いますが,よろしいですか。
(意見等なし)
      それではまた後ほどお気付きの点がありましたらご指摘ください。最後
  に,この分野別研究評価のところでかなり14ページあたりが変わってお
  りますので,その辺ちょっと注意してご議論いただけたらなと思います。
  どなたからでも結構でございます。

 ○ 13ページの一番下の「研究内容及び水準」のところで,個人あるいは
  グループの評価に関して,個別の業績に関する資料は公表しないというこ
  とですが,実際には特定のグループ,あるいは個人についての講評を書く
  ことになるのですが,どうしても,ある大学のあるグループ,あるいは個
  人を特定してしまうことが起こってしまいます。

 ○委員長 「したがって」以降の文章がかえって足枷になってしまわないか
  ということですね。

 ○ あってもいいと思いますけれども。

 ○委員長 多分,個別の判定結果を公表することは,この評価の性格上ない
  ように思うのですが,全体の評価をするのに大事なポイントであったとし
  たならば,どういう取扱いをしたらいい表現ができるかなということだと
  思いますね。いかがでしょうか,平成12年度の分野別研究評価を実施さ
  れている途中かと思いますが。

 ○ 研究活動について,各大学の良い点,問題点を上げて評価のところに書
  く必要に迫られてきている。関係して,個人の名前がすぐ分かってしまう
  場合がありまして,それはやむを得ないのでしょう。「個別の業績に関す
  る資料は」とありますので,資料というのは,もと資料という意味ですか
  ら,これでいいのかなと思いますが。

 ○委員長 おっしゃるとおりだと私個人は理解しております。そうしないと
  実際,逆にできないのではないのですか。
      それから,少し分かりにくい文章があるので教えていただきたいのです
  が,14ページの(1)の「研究体制及び研究支援体制」というところで,
  「装置の開発,共同利用の推進,研究開発や研究支援に携わる技術者の養
  成」という文章,要するに「研究開発や研究支援に携わる技術者の養成」
  というのは,どういうことをイメージしているのか,大学の方はお分かり
  になるのかもしれませんが,ちょっと産業人には分かりにくいものですか
  ら,教えていただけたらと思います。専門用語が違うかもしれませんけれ
  ども。

 ○ 大学にいる者にもちょっと分かりにくいのですが,工学系では技術官あ
  るいは技術官補をこの文章では想定していると考えてよろしいのでしょう
  か。

 ●事務局 technicianですね。

 ○ technicianということは,技術官ですね。

 ○ これは理学系をやったときに,特に共同利用機関のほうで装置を運営し
  たりする上で,実は技術者自体を育てながらやっているんだというような
  議論から出た言葉だと思います。

 ○委員長 やはり技術者の定義が違うんですね。私はtechnicalな技術者だ
  と自分では思っているのですが,industryの技術者という考え,あるいは
  技能者のindustryにおける仕分け方等々は,少なくとも大学サイドと表現
  が違うんですね。

 ○ 大学におけるtechnicianは,研究者と対比して位置付けてますね。だか
  ら技術者とも違うと思います。

 ○ 教官と技官というのは大学では法律が違ったんですよね。多分技官のこ
  とを言ってるんでしょうね。

 ○ 技官は行政職になります。

 ○ そうですね。ですから教育公務員特例法が当てはまらない人ということ
  ですね。

 ○委員長 あまりピンとこなかったものですから,何かいい言葉があったら
  もう少し分かりやすくしていただきたいと思います。ところで先程の水準
  の判定,独創性と発展性との2つの判定に切り分けて,「極めて高い」,
   「高い」に加えて,「普通」,「要努力」があったりなかったりするのがよ
    く分からないのですが,従来,幾つかのものについては,「極めて高い」,
    「高い」,「該当せず」の3項目でしたね。それに「普通」というのを入
    れたわけですね。「要努力」というのは入れなかったのですか。

 ○ 理学系のお世話をやらせていただいておりますが,どういう問題点でこ
  のようになったかを説明させていただきます。12年度着手はこの部分は
  申告制になっていて,「極めて高い」,「高い」,「該当せず」となって
    おりました。実際にやってみて当然予想はされたのですが,「該当なし」
    の意味の中に,極めて高いわけでもなく高いわけでもない,この項目とは
    関係ないという二つの意味がありまして,12年度着手は「極めて高い」,
    「高い」,「該当せず」の3つの選択肢から選ぶようにしたために,「該
    当せず」に二つの意味が含まれていました。今回は,これらを区別すると
    いう意味でこういう形にしたわけでございます。

 ○委員長 「該当せず」にそういう二つの性格があったんですね。

 ○委員長 事情は分かりました。

 ○ 評価のテクニカルなことなのですが,よろしいでしょうか。この研究評
  価については書面調査及びヒアリングということになっておりまして,と
  ころが教育評価の方は書面調査及び訪問調査となっています。実はこのこ
  とは以前にも申し上げまして,蒸し返して申し訳ないのですが,研究評価
  こそ訪問調査があった方がいいのではないかと思うんですね。要するに訪
  問というのは動かせないものだから出かけていくわけですから,そうする
  と教育の現場というのはそれほど大きく変わるものではないと思うんで
  す。それに比べて特に13年度の工学の分野は実験という部分が多くを占
  めるところもあるわけですから,そういうところでは自己評価がいかにあ
  ったところで,現場を一目見れば随分評価が変わると思うんですね。自身
  の個人的経験を踏まえましても,外部評価を行った際に現地を見せていた
  だいた場合と,全く見ないで資料だけでやらされた場合とでは全く違うわ
  けですね。ですから私は,全部とは言いませんが,研究の分野でも文化系
  は多分その必要もないのかもしれませんが,理系,特に工学については,
  事情が許せば訪問調査を行った方がはるかに意義深いと思っています。理
  学の場合はいかがだったでしょうか。

 ○ 多分1番最初の会のときに,私もヒアリングではなくて訪問すべきだと
  いうことを申し上げたのですが,具体的に評価をしてどうのこうのという
  わけではなくて,いろいろな経験から考えて,やはり研究環境とかという
  のは,一目見れば分かる部分が非常に大きいものですから,ぜひ訪問調査
  をするべきだと思います。

 ○委員長 確か何回か前に同じご質問があって,イギリスの例か何かでお答
  えをいただいたように記憶してますが,どうでしょうか。区分によってや
  り方が違ってもいいのでしょうか。

 ●事務局 2ページの(4)で「原則として」という言葉が入っておりますの
  で,分野ごとに検討して,これは必要だということになった場合は,変更
  して入れることも可能です。

 ○ 以前に同じ質問をしたときには,大変手間暇がかかるからということも
  難しいという論拠であったと思うんですね。けれども,手間暇をそんなに
  かけるのではなくて,教育評価の方はどのように行われているのかは分か
  りませんが,一目見ればということが随分あると思うので,少なくとも工
  学については訪問調査があった方がいいと思います。

 ○委員長 工学一つ取っても非常に分野が広いので,どこを見るか,その他
  も含めて結構難しい問題がありますというような説明があったように思う
  のですが。

 ●事務局 工学の場合は化学系をやるのか,機械系をやるのか,どこか一つ
  見てそれだけで結論を出すのは非常に難しかろうということからヒアリン
  グ調査としておりました。しかしながら,機構においても,以前から,訪
  問調査も必要ではないかという意見があって,完全に除外するべきではな
  いということから,今回「原則として」という文言を入れており,各専門
  委員会でそういうご決定をされるのであればできるということにしており
  ます。ただ,私が心配しますのは,工学の分野も非常に多いですから,一
  つ見てそれだけで評価することがいいのかどうか,その辺はよくお考えい
  ただきたいと思います。英国でも不揃いですけれども,教育については,
  実際に三日半現場に行くわけです。それで詳細に学生に会うし,教授にも
  会うし,授業もいくつも見るということをやっています。これは教育です
  からそれでいいわけですが,研究の場合ですと分野がたくさんありますか
  ら,勿論全部見られればそれに越したことはございませんが,大変な時間
  になりますので,一つだけ見てどうかという問題がありますので,各分野
  の専門委員会でご議論いただければと思います。私も偉そうなことは言え
  ませんが,実験室一つ見ればうまくいってるかどうかというのはすぐ分か
  りますので,見にいっていただけるに越したことはないのですが,その問
  題もあるということを念頭に,ご議論いただきたいと思います。

 ○委員長 今のご発言のとおり,やはり専門委員会でいろいろご検討いただ
  き,やはりきちんとした評価をするには,現地を見るというのが大変大事
  な要素だというようなご判断に立てば,それに対する対応の間口はまだ空
  いております。ただしその際,ピンポイントになって誤った評価を起こす
  ようなことがないようにお考えいただきながら,そういうご提案をいただ
  きたいと思います。自由度がまだ残っていると,この席ではご理解いただ
  きたいと思います。

 ○ 今の問題は工学系だけじゃなくて,法学系は分かりませんが,教育学系
  でも実験系もあるんですね。ですから,同じように検討して,やはり訪問
  の必要があるということもあり得るのではないかと思います。教育学系の
  専門委員会でも検討の余地はあると思います。

 ○委員長 仕組みとしては,ヒアリングを現地でやるというようなことにな
  るんでしょうね。こちらに来ていただくか,向こうに行くかという違いだ
  けでも相当の問題の改善になるケースがあるんじゃないかというご指摘で
  した。それで機構側のいろいろな処理のことも考えて,少し柔軟にお考え
  いただけると,この評価が生き物みたいに改善していく一つの具体的なア
  クションになるかと思います。

 ○ 大変細かいことなのですが,評価の内容の中に芸術的創作やパフォーマ
  ンスという言葉が出てくるのですが,ここで言うパフォーマンスとはどう
  いうことを意味しているのでしょうか。今度の対象分野に限って言えば,
  法学系や工学系ではあまりパフォーマンスをすることはないだろうとは思
  いますけれど,このパフォーマンスという言葉は,今非常に幅広い概念で
  使われておりますので,この芸術的という言葉も後ろのパフォーマンスに
  かかるのか,かからないのかということ一つとっても,非常に広がりがあ
  りすぎてしまって,質問があったときにどうお答えになるのかというのを
  お聞かせいただければと思うのですが。

 ○ たまたま昨年この部分に関わっていたのですが,パフォーマンスという
  のは芸術以外でもいろいろなものを含んでいると考えて作ったと思いま
  す。

 ○ ここは特に研究評価なものですから,今おっしゃったような例ですと,
  研究的なものと言うより教育的な活動として評価するということならば分
  かるのですが。

 ○ 例えばその音楽の先生があるところで演奏するというような実績とか
  は,一つの研究活動と見なせると思います。

 ○ ですから,芸術的というのはパフォーマンスにもかかるのかとお尋ねし
  たのは,実はそういう意図だったのですが。

 ○ そういう意味では芸術的な活動を含むと思います。

 ○ 芸術的なパフォーマンスというよりも,むしろ創造的なパフォーマンス
  ということでしょうか。

 ○ 芸術的創作やパフォーマンスということで,ここ自体芸術的を指してい
  る,パフォーマンスを言い換えてるだけですね。研究の定義は,ここでは
  教員の創造的活動を全般としていて,狭い意味の研究ではなくて,当然,
  今度教育学部を実施すれば芸術の先生もいらっしゃいますから,今回はこ
  こにかかってきますので,言葉自体は芸術的創作,芸術的パフォーマンス
  で書いている例示ですね。

 ○ もう一点それに関連して先程からヒアリングとか訪問調査という話が出
  てるのですが,こういう芸術というのは活字にはならなくて,まさに訪問
  調査が行われないと,特に今回の場合は芸術プロパーを追求する機関では
  ないものですから,芸術プロパーを追求している機関であれば,その機関
  の中で相互の評価というのはありますので,そこで代替するということも
  可能かもしれませんが,そういう意味で今回の場合は,教育学系のところ
  でそういうことも出てくるだろうと思いまして,気になる点であると付け
  加えさせていただきます。

 ○委員長 ありがとうございます。それではいろいろ議論も意見もきりがな
  いかと思いますけれども,予定しておりました時刻になりましたので,本
  日の議論はこの辺で止めさせていただいて,まず,本日,各委員からいた
  だきましたご意見等を踏まえて修正いたします。また,本日の素案は9月
  から開催されます各専門委員会で専門的見地からもフィードバックしてい
  ただくということもありまして,本委員会は次回11月半ば頃に予定され
  ております。そこで原案とミックスしたいと思います。ですから,皆様も
  10月5日(金)までに事務局に追加的なご意見等をご連絡いただければ,
  一緒に修正できますので,お願いしたいと思います。その際,この自己評
  価の方法等に関する意見もご参考にしていただければと思います。

(3)その他

 ○委員長 それでは事務局からいくつかご報告があるようなので,お願いし
  ます。

 ●事務局〈資料説明〉
      まず資料の5ですが,13年度着手分について対象機関が決定になりま
  した。すでに委員の方にはお送りしてございますが,文部科学大臣から要
  請がございましたので,各大学に通知をしたところでございます。
      それから,席上に「教養教育の取組の現状」という冊子を置いてありま
  す。これは,前回ご報告させていただきました内容について整理をし,印
  刷したものでございます。これが出来上がりましたので,各国公私立の大
  学あるいは関係団体にお送りさせていただくことにしてございます。それ
  から,これについては文部科学省にある記者クラブ,マスコミの方々にも
  配付させていただきたいと思っております。
      それから資料7でございますが13年度着手のテーマ・分野の専門委員
  会の委員が決定になりましたので,ご報告をさせていただきたいと思いま
  す。任期は平成13年9月20日から2年間ということになっており,ホ
  ームページに載せて公表するということにしてございます。

 ○委員長 それでは以上で本日の大学評価委員会を閉会させていただきたい
  と思います。ありがとうございました。

                                                                以 上

第9回委員会へ   第11回委員会へ
大学評価委員会一覧へ戻る


  >>HOME  >>機構について  >>諸会議  >>平成16年3月以前の諸会議  >>大学評価委員会